Bluebird~恋と愛のちがいについて~

自分の恋愛やセックスを振り返って整理していこうと思います♡

短大入学 一目惚れ②

一目惚れした私。


ボーッとしていた私にジャスミンが声を掛けて来た。


「どうしたの?帰ろうよ。うちに遊びにおいでよ。」


とジャスミン。


『うん。』


と言いながら、私は目を逸らした。



すると、あっちから声を掛けて来た。


「新入生?サークル入らない?」


ジャスミンが


「何のサークルですか?」


と聞く。


私はその人から目が離せないwww



「生徒会みたいなものかな。学校の行事を企画して仕切るんだよね。」


と彼。


「で、あの。俺の顔に何かついてるかな?」


と、これまた彼。


私は恥ずかしくなって、黙って俯くしかなかった。


ジャスミンが気を利かせて


「あっ、じゃあ。サークルの方が集まるときに二人で覗きに行ってもいいですか?」


と言ってくれた。


彼は


「いいよ。明日の午後から講堂に集まるから、来てみて。」


と言うと、ヒラヒラと手を振りながら校舎に向かって歩いて行った。



見送ると、私の顔を覗き込み


「ねぇ、ルル。もしかして一目惚れ?」


とジャスミンが聞いてきた。


「一目惚れじゃないと思う。懐かしい感じがしただけ。」


と私は言った。


ジャスミンは


「ふーん。誰か知り合いに似てた?」


と言いながら歩きだした。



短大入学 一目惚れ①

地元を離れて、かなり遠い短大に行った。



『国公立の短大じゃなきゃダメ‼』


って親が言うもんだから。


近場の幼児教育科の短大にしようと思っていたら、担任のベラに止められた。


『あんた、子どもを虐待しそう。』


って。


失礼やな、おいっ。


とその時は思ったけど、後で考えたらベラの見立ては間違ってなかったと思う。

私、子どもは嫌いじゃないけど扱い方が分からないし、母親は言うこと聞かないと殴る人だったからね。


普通に子どもに手をあげて大問題になってたかも・・・


そう思うとベラには感謝しかない。

ありがとう。


ベラの指導のおかげで、共学の経済を学ぶ短大に入学できた。



入学式で友達が1人出来た。

ジャスミン。

その頃流行っていた渋カジ女子。

ストレートのロングヘアにボタンダウンの白シャツがすごく似合っていた。

都会の匂いがする子で、早口で沢山話しかけてくれる。

言葉は綺麗な標準語だった。


訛ってる私に標準語を教えてくれたw


帰り道。

ジャスミンと並んで校庭を歩いていた。


ギターケースを背負った、黒のライダースジャケットの男性と目が合った。





一目惚れだった。


17歳 初恋

ルルです✨


初めて異性を好きになったのは、18歳。


高校三年生。


遅咲き。


好きになったのは、同じクラスのS君。


テニス部。


S君は私の前の席だった。


消しゴムを落としたS君。


拾ってあげたら、振り向いて


「ありがとう。」


って言ってくれた。





ズッキュン✨



この世代の男子ってさ、


「サンキュ」


とか


「わりぃ」


とか。


きちんと


「ありがとう✨」


って言う人いなかった。


S君は田舎の高校生だけど、言葉が綺麗だった。

目立つ人ではなかったけれど、ちょっとハンサムだった。



「うわぁ、好きかも。」


と火が着いた。


2ヶ月、自分の気持ちを確かめる為にS君を目で追った。


それまで平気で話せていたのに、意識したら急に話せなくなった。


話し掛けられたら、真っ赤になっちゃうし。


なので、私の片想いはすぐに周りにバレたwww



周りのお膳立てにより、晴れてS君と付き合うことに。


電話くれるんだけど、30分のうち25分は沈黙・・・お互い初めて付き合うもんだから、恥ずかしさの方が勝っちゃって話せない。


で、電話は辞めてデートすることにしたわけです。


初めてのデート✨


二人で海に行ったのさ。


会話は何となく弾んださ。


缶ジュース買ってくれて、ベンチに座ったさ。


「手繋いでいい?」


って言われて


「うん。」


って可愛く返事したさ。


もうねぇ、ドキドキした。

死ぬほどドキドキした♡



手を繋いで、波打ち際歩いてさ。


青春満喫って感じ。


そしたら、S君の顔が私の顔の前に・・・



「えっ?」


って思った瞬間。



ゴチッって音がした。


「いったーいーっ‼」


S君、キスしに来てた。


が、バランス崩して私の唇に歯が直撃っ‼


唇が切れた。


更に、歯列矯正していた私。


口の中も切れて、血の味が広がる。


「ごめん‼大丈夫?」


とS君。


みるみるうちに唇が腫れる。


S君はすごく心配してくれて、平謝りだった。


私はただただ恥ずかしくて、恥ずかしさから涙が出た。


ウブだった。


それ以来、何か気まずくなって自然消滅。


3ヶ月後、隣のクラスのボンキュッボンなイケイケ女子を自転車の後ろに乗せて、私の前を横切って行った。


トイレに篭って、泣いたことは忘れられないわ。


初恋ってこんなもんか~。