一目惚れした私。
ボーッとしていた私にジャスミンが声を掛けて来た。
「どうしたの?帰ろうよ。うちに遊びにおいでよ。」
とジャスミン。
『うん。』
と言いながら、私は目を逸らした。
すると、あっちから声を掛けて来た。
「新入生?サークル入らない?」
ジャスミンが
「何のサークルですか?」
と聞く。
私はその人から目が離せないwww
「生徒会みたいなものかな。学校の行事を企画して仕切るんだよね。」
と彼。
「で、あの。俺の顔に何かついてるかな?」
と、これまた彼。
私は恥ずかしくなって、黙って俯くしかなかった。
ジャスミンが気を利かせて
「あっ、じゃあ。サークルの方が集まるときに二人で覗きに行ってもいいですか?」
と言ってくれた。
彼は
「いいよ。明日の午後から講堂に集まるから、来てみて。」
と言うと、ヒラヒラと手を振りながら校舎に向かって歩いて行った。
見送ると、私の顔を覗き込み
「ねぇ、ルル。もしかして一目惚れ?」
とジャスミンが聞いてきた。
「一目惚れじゃないと思う。懐かしい感じがしただけ。」
と私は言った。
ジャスミンは
「ふーん。誰か知り合いに似てた?」
と言いながら歩きだした。