待ち合わせ場所のロビーに早めに降りた。 朱莉さんはもう来ていた。 手をヒラヒラと振って知らせて来たのが可愛かった。 A「こんにちは。昨日は大丈夫だった?」 R「こんにちは。大丈夫でした。」 S「大丈夫ちゃうわ。」 A「あら?吐いてしまったん?」 R「それは大丈夫でした。でも部屋まで抱っこしてもらっ... 続きをみる
主婦日記のブログ記事
主婦日記(ムラゴンブログ全体)-
-
志賀さんは私に 「ここに居ればいい。」 それだけ言って何も言わなかった。 私の母をどう思ったのだろう。 ただ、良い印象なんて持てないことだけは分かっていた。 私のことだけなら、まだいい。 でも、彼の家族のことまでひどく言った母を私は許せなかった。 彼に何を話せばいいのか分からなかったけれど、私はも... 続きをみる
-
志賀さんの部屋で雪と遊んで過ごした。 汚してしまったシーツを洗って干す。 気持ちのいい風がベランダから入って来る。 雪を抱っこして外を見ていた。 「なぁ。結婚せぇへんか?」 志賀さんが言って来た。 「一年経ったら考えようって言ったじゃん。」 私が言うと S「せやけど・・・俺は今日にでも結婚したい。... 続きをみる
-
雪をケージに入れる。 十分に遊んであげていたせいか、ベッドで丸くなって寝ようとしていた。 私をベッドの前に立たせると志賀さんがバスタオルを外す。 キスをしながら、彼の膝の上に座った。 「綺麗や。」 と言われて顔が熱くなる。 抱き合って長いキスをする。 濡れ始めたのが分かる。 私の身体に舌を這わせて... 続きをみる
-
私達は付き合い始めた。 付き合い始めたけれど、それまでと変わらなかい付き合い方だった。 変わったことと言えば、志賀さんの部屋で過ごすことが増えたくらいだ。 志賀さんはまたオッドアイの白い猫を飼い始めた。 ミー子が通っていた動物病院の先生から保護した捨て猫の中にオッドアイの子猫がいると連絡を受けて引... 続きをみる
-
タクオの電話は今日も三回鳴った。 私はタクオのことを想った。 そろそろ引っ越しする頃だ。 いつもより一時間早く家を出た。 志賀さんの部屋に寄る。 熱は38度まで下がっていて、少し元気になっていた。 2食分のお粥を炊きながら、洗濯して干す。朝食を整えると私は仕事に向かった。 昨日の嘘の為にマスクをし... 続きをみる
-
まだしたかった。 でも、夕食は海鮮が美味しいお店を予約していた。 一時間ほどで出掛けなければならない。 ベッドに寝転がってタクオの顔に指先を滑らせる。 タクオの中性的でスッキリした顔立ちが私は好きだ。 目が奥二重で大きいのに涼しげなところが特に好きだった。 唇を使って顎のラインに噛みつくとタクオが... 続きをみる