二十歳 ジャスミンとタクオ(28)
ジャスミンから電話があり、お昼ご飯に誘われた。
会うと
「もう。私を置いて帰っちゃうってひどくない?泊まって欲しかったのに。」
と開口一番に言われてしまう。
「勝手に一人で寝ちゃった癖に。」
私が言うと、笑っていた。
新しく出来たパスタのお店に行くことにする。
たらことイカのパスタとトマトソースのパスタのランチセットを注文した。
「ねぇ、ルル。誰かとエッチした?」
いきなり言われて、狼狽えそうになる。
「してないよ。急にどうして?」
と答えると
「んーっ。女の勘よ。身体から甘い香りがするって言ったでしょ?その香りが強くなってたから。まっ、私も久しぶりだったから、そんな風に思ったのかも。」
「ふーん。」
あまり興味がないように装う。
「あのさ、私さ。興味があったから、研修で外国人としてみたのよ。」
とジャスミン。
こんな時ふと思うのは、彼女にとって私って何なんだろうってこと。
「で?どうだった?」
「うーん、残念って感じ。やっぱり日本人がいいわ。」
そう言うと笑った。
他愛もない話をし、食べ終わるとジャスミンが「今日、ルルん家に泊まってもいい?」と聞いて来た。
今夜はタクオに会いたかった。
「昨日あまり眠れなかったから、今日は一人で寝たいかな。」
そう言うと、ジャスミンはすんなりOKしてくれた。
「じゃあ、夕方まで家においでよ。」
と笑う。
後ろめたさに負けて私は頷いた。
ジャスミンの部屋に入ると、すぐに彼女が抱きついて来た。
唇を重ねてチュッチュッと音を立て、舌先を擦り合わせては軽く吸う。
女の子とのキスは艶かしくて良い意味でしつこい。
服を脱がせ合いながら、裸になる。
ジャスミンはアメリカで買って来た真っ赤な下着を着けていた。
「大人っぽい?」
と聞かれ
「何か強そう。」
と答えると頬を膨らませた。
私の身体に手を這わせる。
擽られるようなソフトタッチに吐息が漏れた。
ブラを外すと
「何かルルの身体がエッチになってる。」
と言う。
「おっぱいが大きくなってる気がする。肌が前にも増して弾力があるように思うよ。オナニーしてた?セックスしたかった?」
そう言いながら、乳首に吸い付く。
柔らかな舌で乳首を転がされ、引っ張るようにされると声が漏れた。
唾液を塗りつけてもう片方の乳首を指先で捏ねて来る。
「んっ。」
声が出る。
目を閉じて、タクオとは違う愛撫に身を任せる。
「ベッドに行こう。」
そう言われ、手を繋いで寝室に入ると、ジャスミンはクローゼットから箱を取り出した。
「アメリカで買って来たよ。」
そう言って大人のおもちゃを並べる。
バイブは日本のものより大きくて、アナルを刺激するものまであった。
身体を重ねてジャスミンの乳房に吸い付く。舌を這わせて乳首に唾液を落としては吸いとり、舌先で潰すように圧してあげると背中を仰け反らす。
お腹を撫でてショーツの上から割れ目に沿って撫でる。
赤いショーツには既にシミが出来ている。
ショーツを横にずらして、クリトリスの周辺を指先で撫でると声を出してよがる。
ジャスミンの愛液を指先につけて、クリトリスに擦り付けると
「舐めて欲しい」
と言う。
ショーツの上からクリトリスを舐めたり、舌を押し付けてバイブレーションして刺激する。
赤いショーツの股の部分は私の唾液とジャスミンの愛液で濡れていた。
ショーツをずらして愛液が滴る膣口に舌を捩じ込む。舌を出し入れすると、私の髪の毛を撫でていたジャスミンの指に力が入る。
唾液と愛液をなすりつけ、親指でクリトリスを捏ねると腰を反らせて「イクッ」と叫んだ。
ショーツを脱がして、うつ伏せにする。
「お尻をあげて。」
そう言うと素直に従う。フラフラしているのが可愛らしい。
私は彼女のアナルに唾液を垂らして中指で円を描くように撫でる。
ヒクヒクとお喋りするようにアナルが口を開ける。
ジャスミンはアナルセックス経験者だ。
自分でアナルに指を入れて開拓したらしい。
十分に濡らして舌を使って柔らかく解す。
ローションを手に取り、塗り広げるとアナルバイブをゆっくりと挿入する。
スイッチを入れてスローペースで出し入れしながら、指を膣口から入れる。
一本では物足りないと言うジャスミンの顔を見ながら、人差し指も挿入する。
指にアナルに入れたバイブが当たる。
内壁を挟むように出し入れすると、身体を痙攣させてイッた。
仰向けにして、グショグショになったヴァギナを舐めてあげる。
ヒクヒクと動くそこにバイブを埋め込み、ゆっくりと出し入れする。
左手の親指でクリトリスを刺激する。
腰が浮いてくるとGスポットに押し付けるように動かす。
よがり声を上げ、潮を吹きながらイッてしまった。
「何か、うまくなってる。」
ジャスミンが言う。
「すっごく気持ち良かった。」
そう言って舌を絡めて来る。
同性の身体は分かりやすい。
そう思いながら、ジャスミンにキスをした。