Bluebird~恋と愛のちがいについて~

自分の恋愛やセックスを振り返って整理していこうと思います♡

二十歳 ジャスミンとタクオ⑰

夏の間に私は5つの会社から内定を貰った。すべて地元の会社だった。

親には卒業したら帰って来いと言われていた。


ジャスミンは地元と東京で活動し、11月に希望の東京の会社から内定が貰えていた。

研修でアメリカに行ったりしていて、忙しくしていた。

彼女が10日間不在にしている間、私はタクオと毎日会う約束をしていた。


ジャスミンを駅まで送り、公衆電話から連絡したが出なかった。

受話器を置き、振り返るとタクオが立っていた。



いや、タクオが彼女と立っていたが正解。


彼女が来ることは聞いていたけれど、昨日帰ったはずだった。


「おはよう。」


私は出来るだけ表情を変えずに言った。


タクオは淡々と彼女に私を紹介し、私に彼女を紹介した。


「学校の先輩。」


タクオがそう言うと


「いつもお世話になってます。」


と彼女が言った。


150cm位の棒のように華奢な女の子だった。

子供みたいだ・・・そんなことを考えながら


「こちらこそ。」


そう返して別れた。



私が帰宅すると、程無くして部屋のドアがノックされた。

ドアを開けるとタクオだった。

同じ短大の同級生が住む私のコーポには昼間は来ない約束になっていた。


珍しく、なんかすごく焦っている。


「まさか、会うなんて。昨日、やっぱり明日の朝帰るって言われたんだ。」


申し訳なさそうに、ゴメンと言う。


「気にしてない。」


そう言って、温かいミルクティを出す。


本当は気にしていた。

会いたくなかった。

彼女の顔がチラつく。



私が黙っていると、タクオは自分の膝を叩いてこっちにおいでと誘ってきた。


向き合うように腰を下ろして、私はタクオに抱きついた。

背中を優しく撫でてくれる。


「少しぐらい嫉妬してよ。」


タクオが言う。


「会いたくなかった。」


私が言う。


「うん。」


とタクオ。


タクオの首に鼻先をつけて呼吸すると、彼の匂いで満たされる。


「彼女とした?」


聞いてみる。


「うん。」


とタクオ。


暫く黙ってしまう。


「でも、イケなかった。」


とタクオ。


私が鼻で笑うと「ひどいな。自信喪失してるのに」と彼も笑った。


タクオの髪を撫でると、彼は眼鏡を外してキスしてきた。

彼女の唇を吸った唇。

私は力を抜いて彼の唇を受け止める。

チュッ、チュッと音を立ててフレンチ・キスを重ねる。


「甘い匂いがする。」


タクオが言う。


「ジャスミンにも言われた。」


そう言うと舌を捩じ込まれ、吸われた。


「嫉妬してるよ。いつも。」


私のショーツに汁が落ちる。

ジワッと広がる気持ち悪さに溜め息が出る。


「私、ジャスミンとしてる時にタクオのことばかり考えてる。タクオとのことを思い出して、濡らしてる。タクオとしたいって思ってる。」


パーカーを下から引き上げられて、脱がされる。手首で引っ掛かってうまく脱げない。

万歳したままの形で脇を舐められる。

恥ずかしさで顔が熱くなる。


「やっぱり。甘い匂いがする。ミルクみたいな匂い。」


抱き抱えられて、ベットに仰向けで寝かされる。腕は上がったままだ。

ブラを外され、脇を舐めながら乳房を揉まれる。タクオの指が口の中に入って来ると、私は唾液を絡ませて吸う。

その指で乳輪を触られ、乳首を転がされる。


またトロリと汁が私の中から出てくる。


いつもより乱暴で意地悪な愛撫に、声が漏れる。


まだみんな部屋にいる時間だ。

隣に聞こえるような声は出せない。



タクオは自分のリュックを手繰り寄せると、ハンカチを出して私の口を塞いだ。


「声出しちゃダメだよ。」


優しく言う。


チェックのスカートとショーツを脱がされる。ショーツにはシミが出来ていた。


赤く口を開けた肉裂に指を這わせて、私が濡れていることを確認するとタクオは私の靴下を脱がせて指を口に含む。

舌が指を這うように動き、吸われる。


ゾクゾクとした感触が背中まで這い上がってくる。

丁寧に脚を舐め伝って内腿をサワサワと指先で触られる。


声はハンカチに消えていく。


ビクビクと身体が反応し、トロトロ溢れた蜜汁が肛門を伝ってシーツに落ちる。


乳首を触って欲しい。

クリトリスを吸って欲しい。


肝心な性感帯には直接触れてくれないもどかしさがあるのに、私は自分で力をコントロールして内腿を締めたり、緩めたりしながらクリトリスに刺激を与える。


「ダメだよ。」


それに気づくとタクオは私の太股を大きく広げた。


「感じてるんだ?ビショビショだよ。」


割れ目を広げて指で撫でられると、膣口がヒクヒクと動くのが分かる。

すぐにでも入れて欲しかった。


手首を抑えられ、上げられた状態で乳首を吸われると身体が反るほど敏感に反応してしまう。

乳首を捏ねられ、吸われながら強く乳房を揉まれる。気持ち良さで頭の中心が痺れたようになる。


白いシャツを脱いで、ジーンズを下ろすとタクオはそのまま私に入って来た。


声にならない声が上がる。

自分の乱れた息を聞きながら、ポルチオをゆっくりと正確に擦られて快感が押し寄せてくる。


あっという間に私がイクと、タクオは勃起したままのぺニスを抜いた。


パーカーをきちんと脱がせてくれ、ハンカチを口から出してくれる。


タクオが頬を手で撫でてくれると、自分が泣いていたことに気づく。


下腹部にさざ波のように気持ち良さがひろがっていた。



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