二十歳 ジャスミンとタクオ⑪
不思議な程、ジャスミンに対する罪悪感はなかった。
大体、スタートから3Pだったんだから。
タクオは共犯者のようなものだ。
キスをしながら、洋服を脱がせ合った。
ブラを外しながら、肩先にキスをする。
あっ、これってシロさんもしてたな・・・そんなことを考えながら、タクオのベルトに手を掛けた。
一緒にシャンプーをし、コンディショナーをつけて流す。
私は髪の毛を束ねて、ボディソープに手を伸ばすと手のひらで泡立ててタクオの身体に伸ばしていく。
タクオも同じように私の身体を泡だらけにした。
抱き合って、身体を擦り合わせるとタクオのぺニスが固くなる。
「ルルの身体って気持ちいいよね。吸い付いてくるみたいだ。」
そう言われても自分では分からなかった。
シロさんもジャスミンもそう言って私の身体に触れてくれたけれど、みんな一緒だと思っていた。
シャワーで身体を流しながら、キスをする。
タクオは私よりも背が低い。
でも、5センチくらいの差だとキスするのに困ったりはしないな、と思う。
「ねぇ、タクオの彼女ってタクオより背は低いの?」
そう聞くと
「うん。どうして?」
「何か一瞬そう思ったから、聞いただけ。」
「ふーん。俺に興味出てきたのかと思った。」
そう言うと笑う。
あっ、可愛い。
同じくらいの身長って何かいい。
シロさんは10センチ以上高くて、ジャスミンは10センチくらい私よりも低い。
で、タクオは5センチくらい低い。
5センチって向き合ってキスする分には誤差程度。
抱き合った時にピッタリと身体が収まる。
私の中でベストな身長は160~170センチって教えてくれたのはタクオだった。
バスタオルで髪の毛を葺いて貰う。
タクオは黙ってドライヤーを掛けてくれる。気持ち良くて眠くなる。
「こら。寝ちゃダメ。」
と、耳を甘噛みされる。
そのまま唇を滑らせてうなじに舌を這わせてくる。軽く吸われて、チュッチュッと音がする。
下腹部がモヤッとする。
この感じ、嫌いじゃない。
タクオの腕を掴んで、ベッドに誘う。
押し倒して、キスをする。
(あれ?また私が押し倒してるな・・・まっ、いっか。)
タクオが上半身を起こすと抱っこされるような形になる。
首に腕を回して舌を絡める。
唾液を吸う。
チュッチュッ・・・チュッ。
タクオのキスは丁度いい。
シロさんとジャスミンの中間くらいのキス。
「もっと」
そう言うと笑いながら唇を軽く噛まれた。
背中を優しく撫でてくれる。
気持ちいい。