二十歳 ジャスミンとタクオ⑨
そんなことがあっても、私達の関係は変わらなかった。
表面的には。
ジャスミンと私は前にも増して一緒にいた。半同棲状態だった。
彼女は二人でいる時間はベタベタとくっつきたがり、四六時中キスをせがむ。
毎日のようにセックスもした。
彼女とのセックスは気持ちが良かったし、彼女を気持ち良くさせることにも抵抗はなかった。
クリトリスを舐めて、穴に舌を入れることも出来たし、アソコを擦り合わせることでイクこともあった。
でも。
真綿でくるまれたような気持ちよさのセックスに物足りなさを感じてもいた。
ジャスミンのことは好きだったし、愛しい気持ちも生まれていた。
なのに、私は満たされてなかった。
ポッカリと穴が空いたような気持ちがあった。
バイブを使ってクリトリスを吸われ、男とするように装っていても中でイクことはなかった。
私の割れ目はすぐに乾いて、ローションが必要になる。
何度ジャスミンと身体を重ねても、私の愛液でシーツが濡れて大きなシミを作ることは一度もなかった。