二十歳 ジャスミンとタクオ⑤
お泊まりするつもりで準備をして来ていた。
でも、正直この状況で泊まって良いものか?と考えていた。
そんな私の気持ちを察してかタクオが
「今日泊まらなかったら、ジャスミンは傷つくよ。」
と私に囁いた。その後
「ジャスミン、俺も泊まる。帰るのが面倒臭くなった。」
とジャスミンに声を掛けていた。
「みんなで一緒に寝よう~✨」
ジャスミンは上機嫌だ。
お風呂にお湯を貯める。
タオルの準備をして、部屋に戻ると二人が盛り上がっていた。
「三人でお風呂入ろう✨」
ジャスミンがいつもの笑顔で言う。
「入りません。」
と私。
「ルルのおっぱいがサンプル級に綺麗だってジャスミンが言うから、俺も見たいんだけど。」
とタクオ。
いやいや、タクオ。
あんたがゲイだったらOKだけど、バイだからね。
女も対象になるんだから、そこは無理よ。
「俺とジャスミンは一緒に入ったことあるよ。」
そう言われて、私の目は点になった。
えっ?なんで?
声にならない。
「ジャスミン、酔うと身体が言うこと利かないでしょ?だから、送って来た時に何回か一緒に風呂入って、泊まって帰ったことあるし。」
バイの告白より、そっちの告白の方が衝撃的だ。
「あ、ヤッてないよ?」
とタクオ。
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結局、三人でお風呂に入ることになった。
シラフだったら、完全否定だったはずだ。
酔って気が大きくなっていたのもあるかもしれない。
ジャスミンの洋服を脱がす。
その間にタクオも洋服を脱いでいた。
パンイチのタクオがジャスミンを抱えるようにして、風呂場に向かう。
私も洋服を脱いだ。
「何でこんなことになったんだ?」
そう思っていた。