二十歳 シロ⑪
私はそのまま彼を押してベッドに倒れ込んだ。
私がシロさんに跨がると彼も上半身を起こす。
彼のぺニスが固くなっていることは分かった。
私は自分のアソコを擦り付けた。
腰が勝手に動いて、刺激を欲しがる。
「してもいい?したい。」
そう言うと彼は返事をしなかったが、代わりに唇を重ねて来た。
キスをしながら、彼のベルトを外す。
腰を浮かせてくれる。
ジーンズをずらすと、我慢汁で濡れていた。
私は自分でジーンズを脱いだ。
ショーツを脱ぐ時間も待てないくらい、欲しかった。
左足首にショーツが残った状態で彼のパンツをずらして、自分から腰を沈める。
私のアソコはグショグショだった。
少し引っ掛かるような感覚があったけれど、クチュと音がして私の中に彼のぺニスが収まる。
声が漏れる。
ゆっくりと腰を揺らす。
彼のアンダーヘアでクリトリスを刺激するように、擦り付ける。
パイプベッドが腰の動きに合わせてギシギシと鳴る。
コンドーム無しでセックスするのは初めてだった。
シロさんはいつもコンドームを付けてくれていた。
彼の首に手を回して唇を重ねた。
ヌチャヌチャと音を立てながら、自分の突起を擦りつける。
ヒクヒクと入り口が収縮するのが分かる。
自慰行為の中で私は何度も彼を犯した。
そのままのことをやっている。
自分だけの快感を求めればいい。
そう思った。
そう思わなければ、やってられなかった。
彼が私の腰を掴み、自分から動き始める。
下から突かれると奥に当たる。キュッと締め付けるような意識で集中すると、圧迫されて気持ちいい。
彼は同じ場所を正確についてくる。
抱き抱えられるようにお尻を持ち上げられて、ベッドに下ろされた。
正常位になると段々彼の動きが早くなり、
私のお腹の上に白濁した彼の精液が放たれた。
「ごめん。我慢できなかった。」
私の顔を見ずにそう言うと、ティッシュで拭き取ってくれた。
私の足首を持って持ち上げる。
丸見えになるのは流石に恥ずかしかった。
足を閉じようとすると、顔を埋めて舐め始めた。
「誰かとした?」
舐めながら、聞かれる。
彼と目が合う。
「してない。」
「何かエッチになってる。こんなに濡らして、腰の使い方も上手になってる。誰かに教えて貰った?」
「してないよ。」
「じゃあ、自分でした?」
「・・・」
「してたんだ。」
クリトリスを剥いて舌先で小刻みに刺激される。
気持ち良さで腰が反る。
「どんな風にしたの?クリトリス?指は入れた?」
顔が熱くなる。
「ここ、気持ちいい?」
私は頷いた。
彼は私の愛液を掬い取ると割れ目に沿って撫でながら、キスしてきた。
自分の匂いと味がする。
さっきまでの遠慮がちなキスではなく、一年前と同じように私をリードする。
唇から零れそうになる唾液を優しく吸い取って舌の側面で撫でていく。
あぁ、このキスが好きだと思う。
ブラを外すと手首を掴まれて頭の上に持ち上げられた。
「痩せたね。でもおっぱいは大きくなってる気がする。」
確かに一年前より5kg程体重が減り、アンダーはサイズダウンしていたけれど、トップのサイズは変わっていなかった。
以前はDカップだったが、今はEとFカップのブラを付けていた。
「変わらない。ルルのおっぱいは綺麗だ。」
そう言うと左の乳房に唇を押し充てて強く吸われる。
赤く小さな痕が付く。
キスマークは私が銭湯に行くから、禁止していた。
だから、付けられたことはない。
螺旋を描くように舌を這わせ、胸を揉まれる。
乳首を加えて、チロチロと舐められると声が漏れた。音を立て、吸われると痺れるような感覚がする。
赤い果肉襞を割るようにして、クリトリスを探り当てると円を描くように擦られる。
吐息が漏れる。
指を入れられて出し入れされて、太股まで濡れていることが分かる。
彼は私の身体に丁寧に舌を這わせキスをした。
どこをどうすれば、私が声をあげるか知っている。
どうすれば、我慢出来なくなるか知っているのだ。