Bluebird~恋と愛のちがいについて~

自分の恋愛やセックスを振り返って整理していこうと思います♡

19歳 シロ⑩

誕生日前日、私とジャスミンはイベントスタッフのバイトに出ていた。


駅に着くと7時前だった。
晩ご飯を食べて帰ろうかと相談したけれど、あまりにも疲れていて私は食欲がなかった。


駅前のパスタ屋は一杯だった。
その隣の居酒屋も一杯。


ジャスミンも諦めたようで、私達は大人しく帰ることにした。
次の日は私の誕生日でみんなで夢の国に行く約束をしていた。朝7時に駅に集合だ。



今日は早く寝て、明日に備えたい✨



梅茶漬けでもしようかなぁ~と考えて歩いていた。
私は酸っぱい梅干しが好き。
ご飯と梅干し、山葵と焼き海苔、お醤油を少し。
そこに緑茶を注ぐ梅茶漬けが大好物だった。
それなら、食欲なくても食べられるくらい好き✨



そんな風に思ってたのに、結局は疲れすぎてお風呂に入ってすぐに眠ってしまったw


一人暮らしの食事って、ホントに不規則になるよね。



電話の音で目が覚めた。
時計を見ると0時ちょうど。



「もしもし。」


寝ていたのが丸分かりの声で出ると


「ルル?俺。」


と言う。


公衆電話からだろう。
周りが騒がしい。



「誕生日おめでとう。」


シロさんだった。


「ありがとう。」


そう答えると沈黙・・・


「元気?」


と聞いてみた。
当たり障りのない会話を交わす。



淡々と話していたけれど、私は嬉しかった。ドキドキしていた。




「ねぇ、プレゼントを渡したいから今から行っていいかな?」




と言われて驚いた。
彼が住む部屋から私の部屋までは電車で2時間掛かる。
電車はもうない。


「えっ?」


と聞き返す形になった。



「俺はみんなで集まっていて、こっちに来てるんだ。」


と言う。


「私、寝てたから。ちょっと。」


と答えると


「大丈夫だよ。」


とシロさんは笑いながら言った。



何が大丈夫なのだろうか。
全然大丈夫じゃない。
パジャマである。


鏡を覗き込むと髪の毛は跳ねていた。
急いで顔を洗って歯を磨く。


Tシャツとジーパンに着替え、やかんを火に掛けたら、ノックの音が聞こえた。


ドアを開けると
「久しぶり。」
とシロさんが笑った。


変わってない。


「元気でしたか?」


私は髪の毛のハネが分からないように髪を1つに結んだ。
やかんの火を止める。



「誕生日おめでとう✨」


そう言って差し出してくれた袋を受け取る。
指輪を付けてくれている。



「ありがとう。開けてみていいですか?」



と聞き、白いリボンをそっとほどいた。
小箱にはネックレスが入っていた。


リボンの先にエメラルドの小さな石が付いた華奢なシルバーネックレス。


とても可愛い。


「めちゃくちゃ嬉しい。ありがとう。」


ネックレスを付けてみようとするけれど、金具がうまく繋がらない。
見かねた様に
「貸して。」 
と言うと、シロさんが付けてくれた。
近づくと懐かしい香りが鼻先を擽る。
懐かしさで胸がキュッと痛む。


その香りに吸い寄せられるように私は彼にキスをした。
彼女のことも、シロさんの気持ちも、その時の私にはどうでも良かった。
近くにある彼の唇に自分の唇を重ねた。
軽く吸うとチュッと音がした。
懐かしい唇。
彼は抵抗しなかった。 
そのままもう一度唇を押し付ける。
少し強く吸うと、吸い返された。


私は彼の首に腕を回した。
身体を隙間を埋めるように抱きついてキスを続ける。
抉じ開けるように舌を入れると、私の舌の動きに合わせて絡んで来る。
懐かしい。
懐かしい唇と舌の感触。


私の下腹部が熱くなっていた。
ジュンと体液が滴り落ちてショーツを濡らしているのが分かる。


「濡れてる、私。」


そう言うと、シロさんがクスクスと静かに笑った。


彼の腕が私の背中に回る。
優しく背中を撫でる。



私のアソコは私のジュースで濡れている。
今までで一番濡れている。
多分ショーツにはシミが出来ているだろう。



そう思うと興奮した。
触って欲しくて、私の花弁はヒクヒクと脈打っていた。




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