19歳 シロ①
貫通したのは、シロさんの友達のアドバイスで。
「痛がっても、止めるな。無理矢理でも入れろ。」
身も蓋もない・・・
そのまんまやん。
その方は篠さんという。
185cmの身長で、彼女は150cm。
バージンだった彼女も痛がって時間が掛かった故のアドバイス。
痛くてボロボロ泣いたけれど、入れたまま動かずに耐えてくれたシロさんには申し訳なかった。
篠さんは動いたらしいからね。
鬼畜。
彼女は泣き叫んだらしい。
血で汚れたシーツは彼が洗ってくれた。
優しい。
何か挟まって入るような感覚が1日中続いた。
回数を重ねる毎にバージンの痛みは緩和された。
が、苦痛は続く。
問題は私にあった。
私はどうやら穴が小さいらしい。
その上、濡れない。
カラッカラだ。
分泌物が充分に出ない。
濡れないと擦れてお互い苦痛。
普通なら、前戯に時間を掛けてクリでイカしてあげるとヌルヌルに濡れて来るらしい。
そこで一発ブチ込むと、シーツにシミが出来るくらいジョボジョボに濡れるらしい。
そう篠さんが言っていた。
私にはヌルヌルを作る身体機能がないのかも知れぬ・・・
そう思った。
が、貫通の痛みが引いて来た頃に奇跡が起きる。
クリを舐めながら、中指を出し入れされていた時。
フワフワした感覚が腰回りに出現✨
初めてクリでイカされた感覚に似ている。
「イキそう。」
思わず口に出してしまう。
ソフトにクリを舐めながら、指の動きだけが早くなった。
息が上がって、爪先まで力が入る。
ビクッと身体が震えて、力が抜けた。
気持ちいい。
すかさずシロさんはゴムを着けて、私の中に入ってきた。
正常位でまぐわう・・・
「痛くない?今、すごく濡れてる。余計なこと考えないで。気持ちよくしてあげるから。」
そう言うと私の膝裏を支えて持ち上げ、規則正しいリズムで突いて来た。
ヌチャヌチャと、いやらしい音が聞こえてくる。
嬉しいのと恥ずかしいのとで変な気持ちになった。
挿入してからのシロさんは表情を変えない。
淡々と私を見つめて、リズムを刻む。
滑りが良いからか、腰を回して中をかき混ぜるように動く。
気持ち良くて下半身に力が入る。
我慢しようと頑張るけれど、声が出る。
「声出して。」
そう言われてすぐにシロさんに唇を塞がれる。
私の声が腰の動きに合わせるように響く。
グチュとかヌチャとかそんな音がアソコから聞こえてくる。
刺激に耐えかねて腰が引けて来ると、彼は私のお尻を持ち上げて自分に引き寄せた。
円を描くように、クリトリスを親指で刺激されると、アソコからお尻を伝って汁が垂れ落ちていくのが分かる。
ハァハァと呼吸が早くなり、喘ぎ声が押さえられなくなっていた。
「イヤ、イヤッ。」
怖い、怖い、怖いっ。
気持ちの良さより怖さが強い。
彼にしがみついた。
白い光のようなものが目の前で光った後、身体が落ちていくような感覚。
アソコが熱く脈打っている。
モアッとしたような感じが広がり、下半身が沈んで行くようだった。
シロさんの身体が覆い被さり、心地良い重さと体温を私に与えてくれた。
息が上がり、肩で息をして、汗をかいていた。
彼が私の肩先にキスをした。
シーツはジョボジョボに濡れてシミを作っていた。