Bluebird~恋と愛のちがいについて~

自分の恋愛やセックスを振り返って整理していこうと思います♡

二十一歳 南口(14)

下着を着けようとした私に


「そのままでいいよ。」


とタクオが言う。


寝室で抱き寄せられると、タクオの右手が私の頬を包む。


「まだ痛いよね。」


口角の傷に指先で触れながら、タクオが聞いてくる。

頷くと、舌先で傷に触れてから唇を舐められた。


「ルルは綺麗だよ。大丈夫。」


と言われて、笑ってしまう。



綺麗な訳がない。

酷い顔だと思う。

でも、そんな私にキスしてくれることに感謝する。


私の太股に固くなったペニスが当たる。

私の中心が熱を帯びて、愛液が染み出してくる。


キスしながら、クローゼットに押し付けらると背中にヒンヤリとした板の感触を感じる。

腕を持ち上げられて首筋から鎖骨を通り脇を舐められる。

脇は私の性感帯なのだろう。

恥ずかしさを感じながらも、愛撫されると頭の芯が痺れるような感じがする

勝手に身体が捩れて、中心がじんわりと熱くなり、愛液が中を潤していくのが分かる。


タクオの愛撫は丁寧で長い。

シロさんの3倍の時間を掛けて、私の肌に触れる。

キスもめっちゃする。


乳房を掴まれて乳輪に舌を這わせてくれるのに、乳首には触って貰えないもどかしさに私の腰はモゾモゾしてしまう。


「吸って。」


小さな声で言うと、わざと脇腹を撫でながらお腹にキスをされる。

浅い息が上がり始めると自分が興奮していることに気づく。

タクオの髪を撫でながら、舌の動きに視線を落とす。


私と視線を合わせると乳首を口に含んで強く吸う。


声が出てしまう。


脚の付け根が濡れていく。

立っているのがツラくなるくらいに気持ちがいい。


タクオの指が割れ目を広げてクリトリスに触れるとしゃがみこんでしまった。



横抱きで持ち上げられて私が笑うと


「何?」


と聞いてくる。

私はタクオの眼鏡を取り上げた。


「重いでしょ。」


前から気になっていたことを聞いた。


「50キロまでなら大丈夫。」


と笑う。


ベッドに下ろされるとキスをした。

そのままタクオの唇が私の性器に向かって降りていく。


ドキドキするこの時間が好きだと思った。


脚を広げられて、割れ目を舌でなぞられる。

そのまま舌先がクリトリスの周りを這うと吐息が漏れた。

じわじわと快感の波が私の中で広がり始め、愛液とタクオの唾液が会陰を伝う。

温かい舌がクリトリスに押し付けられ、吸われると喘ぎ声を我慢出来なくなる。


甘えるような吐息と声が響く。

タクオの指が口の中に入ってくると私は舌を絡めてそれを吸う。


「痛くない?」


急に正気に戻ったようなタクオに、そう聞かれて頷いた。


舌がヴァギナに出し入れされて、内腿を撫でられるとヒクヒクと脚の付け根が反応する。


イキそうで、イカせて貰えないもどかしさにイカして欲しいとお願いした。



タクオは顔を上げると、私を四つん這いにする。

背中を吸われて舌を這わされ、乳房を鷲掴みにされて揉まれるとクリトリスがジンジンと熱くなってくる。

初めての感覚にどうにかなりそうだった。

内腿に力が入る。

呼吸が浅くなり、爪先が反り始める。

乳首を強く摘ままれて、お尻を高く上げて私はイッた。



触られてもいないのに、イッてしまった私をタクオは優しく撫でていく。


私が泣いていることに気づくと


「どうしたの?」


と聞いてくる。



どうもこうもない。

私はタクオにして欲しいだけだ。

自分で勝手にイクのはイヤだった。




「いつもみたいにしてほしい。」




と言うと、タクオは笑いながらキスしてくる。



「可愛いなぁ。」



そう言いながら、何度も唇を吸う。



「いつもみたいにってどんなふうに?」



恥ずかしくて言葉に出来ない。


抱き寄せられる。

タクオの指先が私の背中を撫でていく。



「ルルが好きな体位は座位だよね。それも対面。座位で乳首を吸われるのが好きで、甘噛みするとすごく濡れるよね。」



耳許で囁かれ、顔が熱くなる。



「クリトリスは剥かないで触ってほしいでしょ?勃起したら舌で舐めて欲しくなるよね?全部剥いちゃうと痛くてイヤで、半分が丁度いいんだよね。」




私が素直に頷くと、乳房を揉み始める。




「入れたら、早く動かれると乾いて来ちゃうからゆっくり動いて中を刺激して欲しいんだよね?Gスポットより奥が好きで、正常位はキスしたくなるんだよね?」


能天気な感じで、私が好きなことをスラスラと口にしていく。



「イケズやな。」



私が一言言うと、タクオは鼻で笑う。




「ルル、大事なことだよ。自分がどうすれば気持ちよくなれるか?を知っておいて。恥ずかしいことじゃない。」


頷くしかなかった。





キスをしながら、乳房を揉まれ続ける。

指の間からはみ出した乳首を挟むように手を動かされると、一度は冷め掛かった身体がまた熱を帯びてくる。

唾液が糸をひいて私の胸に落ちる。

それを追いかけるように彼の唇が乳房を吸う。



タクオが言ってたことは当たってる。

でも、半分はハズレだ。

私が気持ちいいのは、タクオだからだ。

私は他の誰かとしたいとは思わない。

タクオだけに抱かれたい。

タクオが私を濡らしてくれればいい。



タクオのペニスを口に含む。

痛みがあったが、舌を亀頭に押し付けて我慢汁を舐め広げる。

舌を出してカリをなぞる。

タクオが優しく髪を撫でてくれる。

唾液を垂らして濡らしたペニスに舌を這わせていくと固くなっていく。

私のヴァギナも濡れていくのが分かる。



タクオの首に腕を巻き付けると、ペニスにヴァギナを擦り付ける。

亀頭がクリトリスに当たると吐息が漏れる。

タクオの唇を吸う。

私の背中を撫でる手のひらがお尻を掴んで持ち上げる。押し付けるようにペニスの上に下ろされると、ヴァギナがそれを飲み込んでいく。


タクオの動きに合わせて動く。

吐息に喘ぎ声が混ざり、腰を引き寄せられると奥を圧迫されるような感覚になる。



「ここ好きでしょ?」



頷くと、ゆっくりと押し付けるようにしてはペースを変えずにギリギリまで引き抜かれる。



シロさんは激しかったのかも知れない。

強く腰を打ち付けてくる感じだった。

痛い時もあったけれど、そんなものだと思っていた。

そうしなければ、シロさんが他の人に取られてしまう気がしていた。

求められたら断れなかった。

濡れなくて、膣口が裂けてしまったことも1度や2度ではない。

生理中は会って貰えない時もあった。


それでも。

好きだった。

別れた後はシロさんに抱いて欲しくて仕方なかった。

だからあの時、私から押し倒した。



濡れる為には、自分の気持ちが大切なのだ。

求めなければ、私は濡れないのかもしれない。


自分がしたいと思わなければ。



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