二十一歳 南口(13)
ジャスミンが泡風呂が作れるボディソープを用意してくれていた。
浴槽にソープを垂らしてシャワーを当てるとモコモコとした泡が発生する。
ストロベリーの甘い香りは駄菓子のフーセンガムの香りを思い出させた。
ぬるめのお湯に浸かり、身体を泡で撫でる。
タクオが手を伸ばして私の乳房をまさぐり始めると陥没した乳首が立ってくる。指先で小さな乳首を摘ままれると吐息が漏れた。
泡だらけの身体のまま、シャンプーした。
湯船にからタクオが私を見ている。
「見ないで。」
そう言うと
「どうして?」
と聞いてきた。
「恥ずかしいやん。」
と言った私に
「ぼんやりとしか見えてないから大丈夫。」
と訳分からない返事をする。
笑ってしまった。
私はタクオの髪を洗ってあげた。
再び湯船に浸かる。
タクオの膝に座って抱き合う。
キスをしながら、私の身体を撫でていく。
フワフワした気持ちよさに小さな喘ぎ声が漏れると浴室に響く。
タクオが
「声、我慢して。」
と言ってくる。
私は懐かしくて笑ってしまった。
彼とお風呂に入った後にいつも思うこと。
アソコをどうやって拭くか・・・
タクオが身体を拭いてくれる時は
「脚上げて。」
と言われてされるがままだけれど、自分で拭く時は何だかすごーく恥ずかしくて背中を向けてチャッチャと拭いちゃう。
タクオがそんな私に気づいて
「ちゃんと拭いた?」
と聞いてきた。
仕方なく
「アソコを拭いてる姿を見られるのが恥ずかしい。」
と言ってみる。
爆笑された。
「普通に拭けばいいじゃん。」
と目に涙を浮かべて笑いながら言ってくる。
「普通って何?普段通りってこと?ヤダ、恥ずかしいやん。」
と私が言うと
「時々天然だよね、ルルは。」
と言いながら、タクオがアソコを拭いてくれた。