Bluebird~恋と愛のちがいについて~

自分の恋愛やセックスを振り返って整理していこうと思います♡

二十一歳 南口(7)

元々私は濡れにくいのだと思う。

シロさんとする時も濡れなかったり、濡れてもすぐに渇いてしまうことが少なからずあった。

渇き始めると痛かったが、シロさんに悪くて途中で止めて欲しいと言えなかった。


「濡れにくい体質かもね。」


とよく言われていた。

でも、何回かに一回はビショビショに濡れることもあって自分ではよく分からなかった。



タクオと付き合い始めてからは、そんなことは忘れていた。

いつも濡れていたから、考えたことがなかった。






枕を重ねて私の背中にあてると、タクオは私の茂みに顔を埋めた。


割れ目を広げて全体を唾液で濡らすように舌で舐めるとクリトリスに舌を伸ばす。

優しく円を描くようにまだ剥けてないクリトリスを刺激する。


緊張して力の入った私の内腿を優しく撫でながら、ゆっくりとクリトリスを唾液濡らす。

勃起しはじめたそれを舌先で優しく刺激され、声が漏れる。


「大丈夫。力抜いて。」


タクオの唾液がヴァギナを濡らし、シーツに落ちていく。

呼吸が荒くなって、イキそうなのにイケない私の身体を撫でてくれる。

指先で弾くように触られて、私は声をあげてしまう。

キスをしながら、ヴァギナに指を入れられる。


「んっ。」


ひきつれるような痛みに腰が退ける。

タクオはすぐに止めてくれた。



「痛かったら我慢しないで言って。」



そう言うと、ヴァギナにキスをしてから舌を入れる。

吐息が漏れる。

時間を掛けて舌で解してくれると、膣がヒクヒクと反応し始めた。

中が熱くなって来るのが分かる。

愛液が湧くような感覚がする。



トロリと滴るように愛液が膣口に落ちていくと、タクオの舌が受け止める。

舌の出し入れがハッキリと感じられる。




キスをすると、私の愛液の味がした。




ゆっくりと指が入る。

クチュと音がした。

指の動きにヴァギナが反応する。

けれど、すぐに乾いて痛くなる。


「ごめん。」



そう言って私がタクオの腕を押さえると、優しくキスをしてくれた。



5ヶ月前の私はタクオに触れられただけで濡れていた。

それが、タクオを受け入れる準備さえ出来なくなっている。



「気にしないで。」


声を掛けられると泣きたくなった。





私はタクオのTシャツとジーパンを脱がせながらキスした。


「シャワーを浴びよう。」


そう言って、タクオの腕を引っ張った。


タクオの身体を洗う。

ベニスがずっと固くなっていることは分かっていた。

泡をつけてしごくように洗うと、タクオは吐息を漏らした。


「したい?」


私はタクオを見ずに聞いた。


タクオは黙っている。

答えに困っているのが分かった。



シャワーで洗い流す。


タクオが私の身体を洗ってくれた。

明るい浴室だと私の身体に残っている打撲の痕がよく分かる。


浴室から出ようとしたタクオの腕を引っ張って、私はタクオに抱きついた。



タクオはいつだって私に優しかった。

今だって優しい。

愛してると言ってくれる。

会いたかったと言ってくれる。

こんな顔の私に迷わずキスしてくれる。





でも、セックスは出来なかった。





「タクオの部屋に行きたい。」


タクオは黙って頷いて、私の背中を撫でた。





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