Bluebird~恋と愛のちがいについて~

自分の恋愛やセックスを振り返って整理していこうと思います♡

短大入学 一目惚れ⑩

Ruru-cherry05040710

夜、銭湯に行った。


私のアパートにはお風呂がなかった。

大家さんの家のお風呂に入れたけれど、大家さん家族が入った後に入ることに抵抗があり、銭湯やジャスミンの部屋のシャワーを借りていた。

部屋は男子禁制のアパートだった。



帰って来たら、アパートの前にシロさんが1人で立っていた。


「良かった。部屋の電気が消えてたから、ジャスミン家かと思ってた。」


と彼は言った。


私はお風呂上がりの部屋着で、それがとても恥ずかしくて俯いてしまった。


顔が見れなかった。


「ちょっといい?」


と言われたけれど、着替えたかったので少し待って貰えるかと聞いた。


「コンビニで待ってる。」


そう言って彼は道路を渡って行った。



ドキドキしていた。

心臓の音が聞こえるんじゃないか?

そう思うくらいドキドキしていた。


急いで着替えて、コンビニに向かって走った。




シロさんは雑誌を立ち読みしていた。

私を見つけると、すぐに外に出てきた。


「寒いね。ちょっと話したいから、俺の部屋に来ない?」


と言う。


私は頷いて、並んで歩いた。


シロさんは何にも話さなかった。

ただ、私の歩調に合わせて彼の部屋に向かう道を黙って歩くだけだった。


抜けるように白い肌と、柑橘系のトワレの匂い、ひんやりとした夜風。


私の鼓動だけが騒がしくて、少し泣きそうになってしまった。





黙って10分程歩いた。

彼の部屋は黒のパイプベッドと黒いテーブルが置かれたシンプルな部屋だった。


「上がって。」


そう言うと、お湯を沸かして温かい紅茶を入れてくれた。


マグカップを持ち、ベッドに腰掛けている彼が口を開いた。


「彼女と別れた。」


そう言った。




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